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YG「……あいつ、今日もおまえのこと待ってるぞ」
「うん。わかってる……」
泣き止まない私を廊下のベンチに座らせると、ユンギは飲み物を買ってきてくれた。
病院で泣いていても誰1人として声をかけてこないのは、ここにとってこれが珍しい光景ではないから。
そんな環境で1人暮らしているキムのことを想うと、引っ込んだ涙がもう1度溢れそうになる。
YG「可能性があるならあいつをアメリカに渡らせるべきだろ」
「うん。でも……っ」
YG「金のことは俺もどうにかできないか色々あたってみるよ」
「うん……ありがと」
ユンギが気を利かせて買ってきてくれた飲み物はミックスジュースで、胸焼けするほど甘かった。
ムカムカする胸に、未来への不安が募る。
もしかしたらキムが生きていける未来はないのかもしれない。
もしかしたらあの子は、明日にでも死んでしまうのかもしれない。
そう思うと、急に何もかもが疲れてしまったような気がして、そんな自分が嫌だった。
キムのためにできることならなんでもやると豪語していたくせに、今すぐにでも投げ出してしまいたいと少しでも思った自分に、怒りが湧いた。
「……とりあえず、会ってくるね。キムに」
YG「おう。あんま無理して抱え込むなよ。あいつは大丈夫だから」
「うん……っ」
ユンギの背中が遠くなる。
ユンギが一歩離れていくたびに、どんどん孤独になっていく気がして。
こんな私じゃキムとうまく接することができないだろうと、そうわかっていてキムの病室へ足を踏み入れた。
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寧桜(プロフ) - ユヅさん» ありがとうございます〜！私もキムには生きてもらいたいですT^T (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 7af8b90927 (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ - すごくドキドキします！！最高なお話ですね！！！テヒョン〜〜！生きろ！ (2020年3月11日 16時) (レス) id: 36a4290b8b (このIDを非表示/違反報告)
寧桜(プロフ) - remonedo0130さん» 返信遅くなってしまってすみませんm(._.)mコメントありがとうございます！なんだかもどかしい話になってしまっていて自信がなかったのですが、そう言っていただけて嬉しいです(*´∀｀*)これからも頑張りますね〜！ (2020年2月3日 8時) (レス) id: c1fd96f5ba (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - はじめまして(*^^*) お話読ませて頂いてます。こちらのお話とっても好きで続きが毎回気になってしまいます(>_<)これからも楽しみにしております♪ (2020年1月23日 22時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寧桜 | 作成日時：2019年12月22日 17時
