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人生でこんなに走ったことはないんじゃないかってくらい走った。
職員室にある荷物は放っておいたまま、キムの携帯を片手に学校を飛び出して。
キムのバイト先から1番近い病院なんて1つしか知らなかったから、よく頭も働かないままそこへ向かっていた。
JN『…いってらっしゃい』
ジンとの関係はこれできっぱり、終わってしまった。
色々考えたのに、結局最後には傷つけて。
ジンはもう、私が考えてるよりずっと立派な大人だった。
「…っはぁ……はぁ、っ」
握りしめた手に汗が滲んで、手の中の携帯を落としそうになる。
そのたびにまた強く握りしめると、さっきのホーム画面が何度も頭をちらつく。
「なに考えてんのよ、っ…」
どうしてまだ携帯には、あの日のキムの温もりが残っているのか。
私の知らないところで彼になにがあったのか。
心臓の持病、ってどういうことなのか。
なにもかもわけがわからなかったけど、ただ今は、キムに会いたくて。
それだけだった。
「あの…っ」
病院に着いて、通りかかった先生を呼び止める。
キムの病室を聞いて走り出す私に、危ないですよと声をかけるその先生の声も無視して、階段を駆け上がる。
エレベーターなんて、もどかしくて待っていられなかった。
高鳴る胸をおさえる余裕もなく、告げられた部屋番号を探しまわって、ようやく見つけて。
「キム……っ」
勢いよく扉を開くと、そこにはベッドに横たわってまだ眠っているキムと。
YG「…うるせえ。ここ病院だぞ」
その傍らに座っている、ユンギがいた。
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寧桜(プロフ) - ユヅさん» ありがとうございます〜！私もキムには生きてもらいたいですT^T (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 7af8b90927 (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ - すごくドキドキします！！最高なお話ですね！！！テヒョン〜〜！生きろ！ (2020年3月11日 16時) (レス) id: 36a4290b8b (このIDを非表示/違反報告)
寧桜(プロフ) - remonedo0130さん» 返信遅くなってしまってすみませんm(._.)mコメントありがとうございます！なんだかもどかしい話になってしまっていて自信がなかったのですが、そう言っていただけて嬉しいです(*´∀｀*)これからも頑張りますね〜！ (2020年2月3日 8時) (レス) id: c1fd96f5ba (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - はじめまして(*^^*) お話読ませて頂いてます。こちらのお話とっても好きで続きが毎回気になってしまいます(>_<)これからも楽しみにしております♪ (2020年1月23日 22時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寧桜 | 作成日時：2019年12月22日 17時
