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JN「…さっきのことですけど」
放課後の空き教室で2人きりになった後、おもむろに口を開いたのはジンの方だった。
「……うん」
胸が、なんだかざわついていた。
JN「もうやめましょうよ、先生」
「…え、?」
ジンの困ったような、切なげな表情に、心拍数が加速した。
JN「自分の気持ちに、嘘をつくのはやめてください」
「嘘なんて…」
ついてないだろうか?
本当に?
JN「俺と先生はもう、あのとき既に終わってるんですよ」
「……っ」
JN「俺がここに赴任してきたのは、ちゃんと区切りをつけるためです。先生と」
ちゃんと別の道を歩き始めるためですよ、と呟くジンの瞳に、涙が浮かぶ。
そんな顔されたら、簡単にさよならなんて言えるわけない。
過去の罪を償わなければならないと、思うに決まってる。
今まであなたを苦しめてしまった分、あなたを幸せにしなければならないと思うのは、当然でしょ?
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寧桜(プロフ) - ユヅさん» ありがとうございます〜!私もキムには生きてもらいたいですT^T (2020年3月11日 22時) (レス) id: 7af8b90927 (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ - すごくドキドキします!!最高なお話ですね!!!テヒョン〜〜!生きろ! (2020年3月11日 16時) (レス) id: 36a4290b8b (このIDを非表示/違反報告)
寧桜(プロフ) - remonedo0130さん» 返信遅くなってしまってすみませんm(._.)mコメントありがとうございます!なんだかもどかしい話になってしまっていて自信がなかったのですが、そう言っていただけて嬉しいです(*´∀`*)これからも頑張りますね〜! (2020年2月3日 8時) (レス) id: c1fd96f5ba (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - はじめまして(*^^*) お話読ませて頂いてます。こちらのお話とっても好きで続きが毎回気になってしまいます(>_<)これからも楽しみにしております♪ (2020年1月23日 22時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寧桜 | 作成日時:2019年12月22日 17時