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「はぁ…帰ろ」
そろそろ涙も乾いたかと思って起き上がると、床に光を反射する何かを見つけた。
「これ…」
携帯だった。
落ちていた位置からして、多分キムのもの。
でも今彼をもう一度追いかける元気はなかったから、仕方なくそれをポケットに入れた。
…1日くらい、携帯がなくたって生きてけるよね。
今度落ち着いたときに返そう。
そう思って、駐車場で待ってくれているジンの元へ走った。
「ごめん、ちょっと人に会って」
JN「ううん、平気。大丈夫だったんですか？別に俺のことなんて気にしなくてよかったのに」
「あぁ、大丈夫大丈夫！全然大したことじゃないから」
そう、全然大したことじゃない。
「それより明日の文化祭楽しみだね」
JN「ひひ、どこまわります？やっぱりお化け屋敷とか？」
「やだ無理だって、屋敷は」
JN「屋敷って、っ言い方…っふは」
「ジンのクラスの喫茶店行こうよ」
JN「いいですよ？」
私は、この眩しい笑顔を守りたいんだから。
彼の隣にいることが、私の幸せなんだから。
もう考えることはない。
これでいいんだ。
これで。
JN「先生…？」
「ジン、」
JN「はい、なんですか？」
「…なんでもない」
“好き” って、言えるはずの言葉が声にできなかった。
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寧桜(プロフ) - ユヅさん» ありがとうございます〜！私もキムには生きてもらいたいですT^T (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 7af8b90927 (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ - すごくドキドキします！！最高なお話ですね！！！テヒョン〜〜！生きろ！ (2020年3月11日 16時) (レス) id: 36a4290b8b (このIDを非表示/違反報告)
寧桜(プロフ) - remonedo0130さん» 返信遅くなってしまってすみませんm(._.)mコメントありがとうございます！なんだかもどかしい話になってしまっていて自信がなかったのですが、そう言っていただけて嬉しいです(*´∀｀*)これからも頑張りますね〜！ (2020年2月3日 8時) (レス) id: c1fd96f5ba (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - はじめまして(*^^*) お話読ませて頂いてます。こちらのお話とっても好きで続きが毎回気になってしまいます(>_<)これからも楽しみにしております♪ (2020年1月23日 22時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寧桜 | 作成日時：2019年12月22日 17時
