2 ページ2
・
JN「俺別に、先生に謝って欲しくて言ったわけじゃありませんよ。そのー…何も言わないんだね、っての」
「…え？」
JN「謝罪じゃなくてさぁ、もっと他に言うことあるでしょ〜」
カッコよくなったね、とか、そういうの期待してたんだけど？と、笑ったジンに、いよいよ涙が一粒テーブルに落ちた。
膝の上で握りしめた拳が小刻みに震えて。
「……ふっ…うぅ……っ」
ずっとずっと我慢していた何かが、堰を切ったように溢れ出してくるこの感じは、止めようにも止められなかった。
JN「A先生…」
びっくりしたようなジンの呟きが聞こえたけど、泣き噦るのをやめることはできなくて。
「………っ、」
カタンと椅子を引いた音がしたかと思うと、突然大きなぬくもりに、身体中が包まれる。
震えていた手に添えられる手は、大きくて、あたたかくて。
「カッコよくなったねっ……ジン…っ」
ずっと心に引っかかっていた何かが溶けていくのと同時に。
JN「ふふ。…ありがと」
別の重たい何かが、私の心の奥底に、そっと沈んでいく感じがした。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 299人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
寧桜(プロフ) - ユヅさん» ありがとうございます〜！私もキムには生きてもらいたいですT^T (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 7af8b90927 (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ - すごくドキドキします！！最高なお話ですね！！！テヒョン〜〜！生きろ！ (2020年3月11日 16時) (レス) id: 36a4290b8b (このIDを非表示/違反報告)
寧桜(プロフ) - remonedo0130さん» 返信遅くなってしまってすみませんm(._.)mコメントありがとうございます！なんだかもどかしい話になってしまっていて自信がなかったのですが、そう言っていただけて嬉しいです(*´∀｀*)これからも頑張りますね〜！ (2020年2月3日 8時) (レス) id: c1fd96f5ba (このIDを非表示/違反報告)
remonedo0130(プロフ) - はじめまして(*^^*) お話読ませて頂いてます。こちらのお話とっても好きで続きが毎回気になってしまいます(>_<)これからも楽しみにしております♪ (2020年1月23日 22時) (レス) id: e8e3ac6beb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：寧桜 | 作成日時：2019年12月22日 17時
