君 が い た か ら ページ46
私は、大毅くんを傷つけてしまっていた。
望くんだけじゃなく、大毅くんも…
そう思うと、余計に涙が止まらなかった。
それからしばらくして、大毅くんは私から少し離れ、心配そうな顔をして「着替えてくるな。ちょっと待っててな?」と、優しく私に言い、着替えに行った。
「はぁっ…はぁっ…はぁ…」
泣いたせいで、息が上がり、上手く呼吸が出来なかった。
「はぁっ、はぁっ…はぁっ…」
眼の前がぼやけて、グラグラしていた。
バタンッ…!
重岡「……ちゃん!…てっ!!」
意識が朦朧とする中、最後に聞こえたのは、必死になった大毅くんの声だった。
それから、私が次に見た景色は、見た事がない真っ白な天井だった。
藤井「あっ、Aちゃん!!」
「りゅ、せ…くんっ……?」
藤井「大丈夫?Aちゃん、倒れてんで?」
「そう、だ…大毅くんは……?」
藤井「しげは撮影してる。あの後な、歌番組終わって、今は雑誌の撮影やねん。」
藤井「Aちゃん、2時間ずっと目開けへんから…めっちゃ心配やったわ。」
「ごめんね……」
藤井「謝る事なんか、ないで?」
「ありがとう……」
藤井「おん。」ニコッ
流星くんは、そう言い、優しく微笑んだ。
私は人に、迷惑をかけてばっかりだ。
186人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
R y u h e i × R y o .(プロフ) - のんのんさん» ありがとうございますっ!歌詞、足りるかな…笑 完結には絶対持って行くんで、これからも宜しくお願いします!!(´˘`*) (2017年1月15日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - あと13話程? 頑張って下さい! (2017年1月15日 1時) (レス) id: 270b514508 (このIDを非表示/違反報告)
R y u h e i × R y o .(プロフ) - 桃jasさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですが、これからも宜しくお願いします(*^^*) (2017年1月13日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
桃jas - この小説好きです!! (2017年1月12日 18時) (レス) id: e36cd9e327 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:R y u h e i × R y o . | 作成日時:2016年12月29日 2時