雪 に 願 い を 《 桃 》

そ う L i t t l e b a b y g i r l … ページ5

「なに?急に。笑」

重岡「……どう思ってる?」



誤魔化そうとして笑って見せたけど、重岡くんは真剣な顔でもう一度、私に問いかけてきた。



「どうって…別に、何もないよ……」

重岡「……嘘、ついてない?」

「……どうだろうね。」

重岡「……俺らさ、ジャニーズWESTが7人でデビューするのに、めっちゃ苦労してん。」



そう話す重岡くんは、懐しそうに、そして苦しそうに話していた。



重岡「……最初、デビューするって聞かされて、やっとやって…やっと7人でデビュー出来んねんやって思って喜んでてん。」

重岡「そしたら突然、人が足りひんからって、ジャニーズカウントダウンに出てって言われて。大阪から急いで東京に向かった。」

重岡「……でも、集まったのは、俺と照史と淳太と小瀧だけやった。ほんで、俺が何でなんかをスタッフの人に聞いてん。そしたらな…」

重岡「デビューはこの4人でするって言われて…頭が真っ白になってん。なんでって…なんで、この4人でなんって……」

重岡「それから、本番までのちょっとの時間、4人で話して…他の3人に報告した。この4人でデビューする事になったって……」

重岡「そりゃ、俺らも嫌やったし、辛かった。ずっと、7人で頑張ってきたのに4人だけでデビューなんかしたくなかった。」

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