雪 に 願 い を 《 桃 》

W i s h a n d s n o w … ページ39

ｺﾝｺﾝｯ…


三島『失礼します。』

ｶﾞﾁｬｯ…


三島「みなさん、準備お願いします。」

「「はーい。」」

三島「じゃあ、Aさん!さっきの部屋にお願いできますか?」

「あっ、はいっ!」



そう言ってまた、三島さんとさっきの道を歩く。



三島「今回の衣装は指定がないので、Aさんのセンスでお願いします。」

「はい!わかりました!」

三島「あ、そう言えば…」

「どうしたんですか?」

三島「私服のような服の方が良いって言ってたかも……」

「あっ、じゃあ…私から見てのみなさんのイメージでも大丈夫ですか?」

三島「はい、すいません。」

「いえいえっ!」

ｶﾞﾁｬｯ…


三島「じゃあ…1人ずつ、呼んできますね。」

「はいっ!」

ﾊﾞﾀﾝｯ…



三島さんが出て行った数分後、淳太くんが部屋へ入って来た。



中間「おし、Aちゃん頼むな。」

「はいっ!」



私は、黄色のハンガーの中から淳太くんっぽい服を手に取る。



「よしっ…淳太くん!これ、着てください!」

中間「ほい。んなら、着替えてくるなー。」

ｼｬｯ…


そう言い、試着室みたいな所に入り、着替えに行った。

ｼｬｯ…


中間「Aちゃん、めっちゃセンスあるな。」

「いや、そんなっ。なんか、今回は私服のような衣装でっていうのらしくて……」

中間「えっ、そうなん?ほんならこの服、ベストやで。笑」

「えっ、ほんと…?」

中間「おん。俺、こんなん着てるもん。」

「良かった!」

中間「ありがとうな、じゃあ…次、照史呼んでくるわ。」

「うんっ!」



淳太くんが出て行った後、照史くんが着そうな服を手に取り、照史くんが来るのを待った。

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