言 葉 を 乗 せ た ページ33
重 岡 s i d e
俺は、Aちゃんの居る場所へと急ぐ。
「あっ、大毅くん…」
俺の名前を呼び、切なそうに笑うAちゃん。
___ 俺 が 見 た い の は そ ん な 顔 じ ゃ な い 。
その時初めて、俺は知った。
俺の中のAちゃんは、もう…大切な人で。誰よりも先に守りたい人。
俺が「小瀧よりも幸せにしたるから」って、「小瀧を忘れられるぐらい、惚れさせたる」って言えれば、君はこんなにも切なく笑うことはないのだろうか。
そう考えてみても、きっと君は「大毅くんは優しいね……」なんて言ってまた、切なく笑うのだろう。
俺には、彼女の心の傷を癒す事は出来ない。
俺でも、流星でも、他の人でも、きっとそれは…無理やろう。
彼女の心の傷を癒す事が出来るのは、彼女がずっと想い続けてる小瀧であって。
重岡「なぁ、Aちゃん…?」
「んっ……?」
重岡「俺の前では我慢せんでええんやで、いくら泣いたって、受け止めてあげるからさ。」
「大毅くん……」
重岡「無理しやんでええよ。」
ギュッ…
そう言い、そっとAちゃんを抱きしめる。
__ ち ょ っ と で も 、 苦 し み を 和 ら げ て あ げ れ れ ば い い の に 。
そんな思いを胸に、俺の腕の中で泣くAちゃんを壊れ物を扱うかのように、優しく抱きしめた。
こ ん な に も こ ん な に も 愛 し て い ま す→←変 わ り 変 わ る 空 に
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R y u h e i × R y o .(プロフ) - のんのんさん» ありがとうございますっ!歌詞、足りるかな…笑 完結には絶対持って行くんで、これからも宜しくお願いします!!(´˘`*) (2017年1月15日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - あと13話程? 頑張って下さい! (2017年1月15日 1時) (レス) id: 270b514508 (このIDを非表示/違反報告)
R y u h e i × R y o .(プロフ) - 桃jasさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですが、これからも宜しくお願いします(*^^*) (2017年1月13日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
桃jas - この小説好きです!! (2017年1月12日 18時) (レス) id: e36cd9e327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R y u h e i × R y o . | 作成日時:2016年12月29日 2時