そ う L i t t l e b a b y g i r l … ページ26
小瀧『あのな?A。』
『……んっ?』
何となく、その先を言われるのが怖かった。
小瀧『……俺、夢掴めそうやわ。』
『えっ……?』
小瀧『最近な、雑誌だけじゃなくて、テレビにも出さして貰えることが多くなってさ。』
空に打ち上がる花火を見ながら、ゆっくりと、望くんは話す。
小瀧『やっと…ずっと追いかけて来た夢が、今にも掴めそうな所にあんねん。』
見つめた望くんの横顔は、空に打ち上げられた花火の色で染められていて。
小瀧『Aにやっと、いい報告ができそうやわ。』ニコッ
『……そうなんだ、良かったじゃん!望くん、ずっと頑張ってたもんね。』
小瀧『まぁ…それも、隣に居てくれたAのおかげなんやけどな?』
『なに?急に。』クスッ
私がクスッと笑うと、望くんは私を抱きしめ、言った。
ギュッ…
小瀧『ほんまにありがとう…いっつも、俺の事支えてくれて。』
『どうしたの?望くん。なんか、変。』クスクス
小瀧『……俺、Aが居らんかったらデビューするっていう夢、諦めてたかも。』
『大袈裟だよ。』
小瀧『ううん、大袈裟なんかやない。ほんまに、感謝してんねん…Aに。』
『……うん。』
小瀧『いつもありがとうな…A。』
『こちらこそ、望くん。』
抱きしめ合う2人の後ろには、真っ赤で綺麗な花火が打ち上がっていた。
粉 雪 が 溶 け た 道 に ほ ら→←美 し す ぎ て
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R y u h e i × R y o .(プロフ) - のんのんさん» ありがとうございますっ!歌詞、足りるかな…笑 完結には絶対持って行くんで、これからも宜しくお願いします!!(´˘`*) (2017年1月15日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - あと13話程? 頑張って下さい! (2017年1月15日 1時) (レス) id: 270b514508 (このIDを非表示/違反報告)
R y u h e i × R y o .(プロフ) - 桃jasさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですが、これからも宜しくお願いします(*^^*) (2017年1月13日 1時) (レス) id: 8f69a758db (このIDを非表示/違反報告)
桃jas - この小説好きです!! (2017年1月12日 18時) (レス) id: e36cd9e327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:R y u h e i × R y o . | 作成日時:2016年12月29日 2時