・（続きです） ページ1
大変長らくお待たせしました。
内容を忘れてしまった…という方はぜひ「泡沫１」をご覧くださいませ
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紫耀side
頭の中にジンの声がリピートされる。
待ってろ、、、無事でいてくれ！！
無我夢中で細い通路を走っていると、少し開けた場所に出た。
…そしてそこにXとジンはいた。
「ッッジン！！！」
「はじめまして、だね。紫耀くん」
Xは細身で高身長の男で真っ黒のマントを身にまとい、つばの広いハットを目深にかぶっていた。
そのXの足元に、手足を縛られ、口をテープでふさがれたジンが転がっていた。どうやら気を失っているみたいだ。そしてジンに向けて拳銃のようなものを向けている。
「君を追って、ここまで来たみたいだけど…。ずいぶんと仲良しなんだね？」
「ジンを離せ」
「後でね。ワタシの目的はあくまで君のスキルだから。関係ない人間には興味ないんだ」
そう言ってジンの事を軽く蹴とばす。
俺は今にも剣を抜いてとびかかりたかったが、黒く光る拳銃を見てかろうじて踏みとどまった。
「ずっと視てたけど、君たちけっこう強いでしょ？ たぶんワタシ一人だと君を殺せないんだよ。だからさ、名案を思い付いたわけさ。…もうそろそろかな？」
Ｘがそういうと、突如地面に大きな魔法陣のようなものが現れた。
「！？」
「驚いただろう？ ここはね、この迷宮のモンスターが生まれる場所さ。 バカな君でも少しは聞いたことあるだろう、迷宮がモンスターを生み出しているって。 このアキレス迷宮ではここなんだよ」
そう話している間にも魔法陣は点滅し、不気味な緊張感が漂っている。
俺は剣のさやに手をかけ、身構える。
まさか本当にこんな場所があったなんて…。
「高額なモンスター討伐依頼をたくさん掲示しておいたから、今日はたくさんの戦士たちがモンスターを倒してくれたんだよね。あと、君も。君がくるときに残りのモンスターほとんどを倒してくれたから、今日はたーーーーくさん生まれると思うよ」
「高額な依頼を掲示しておいたって…そこからお前の作戦だったのか！！」
「ふはははは、さてと、ワタシは退散しておこうかな。死なない程度に頑張ってくれよ？ 最後はワタシが殺してあげるから」
Xは不敵に笑うと、ジンに拳銃を向けたまま、背後にたくさんある分かれ道の一つに入っていく。
…あの拳銃さえなければ。
俺がどうしようもできずに突っ立ていることしかできなかった。
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お鈴(プロフ) - のんのさんのお話大好きです。更新嬉しいです。無理のないペースで進めてくださいね。楽しみにしています。 (2022年8月23日 19時) (
レス) @page21 id: 0e59b42761 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - 病系設定大好きなので、これからのお話とても楽しみにしています！！ (2022年2月27日 23時) (レス) id: 414fcdeeee (このIDを非表示/違反報告)
のんの(プロフ) - ぬれおかきさん» リクエストありがとうございます！ 今構想を練っているお話しがあるので、終わり次第考えさせていただきます。細かい設定までありがとうございます^^ (2022年2月13日 17時) (レス) id: 7fe50d03e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぬれおかき - 追加で、時期的に2021年夏の仕事が忙しかった時期でストレスの兼ね合いもあり、はじめの方は下痢やお腹が痛いなどの症状が出ても我慢して仕事をしていたけど、廉くんにばれてしまい病院での診察結果が過敏性腸症候群だったと前置きを入れていただけたら幸いです。 (2022年2月13日 0時) (レス) @page15 id: cc9be56d75 (このIDを非表示/違反報告)
ぬれおかき - 紫耀くんが過敏性腸症候群になるお話しをリクエストしてもよろしいでしょうか、？トイレに篭る系をメインで看病は基本廉くんで時々メンバーが出てくる感じでお願いしたいです。 (2022年2月12日 23時) (レス) @page15 id: cc9be56d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんの x他1人 | 作成日時：2022年1月9日 10時
