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「…今日、やっと返してもらえるよ、、、ワタシのスキルを。…ね？ 神宮寺くん？」
「うっ！！」
誰かの苦し気にうめく声が聞こえた。
え？？ 俺は一瞬耳を疑った。
「ジン！！？？」
「…っしょう、絶対、来るなよ！」
…この声は間違いなくジンだ！
「っっジン！！！ どうして！？ 無事なのか？？！」
「ふはははは、無事かどうかは自分の目で確かめるといい。真ん中の道をおいで？ その先で待ってる」
「おいっっ！！！」
そういうと、声は途切れ、何を言っても返事が返ってこなくなった。
どうしてジンが？？！
俺は無我夢中で、言われたとおりに真ん中の道に向かって走り出した。
ジンside
部屋を飛び出して、紫耀の後を追いかける。
どうやら迷宮に向かっているっぽい。
紫耀に気づかれないように一定の距離を保ちながら、俺も迷宮の中に入った。
迷宮の最初の広間のような所はセーフティーゾーンとなっており、モンスターは入ってこれないようになっている。
俺はとりあえず一息ついて、たくさんある分かれ道の中、紫耀がどの方向にいったのか考えようと辺りを見回す…が、難易度の高い迷宮と聞いていただけに、あまりのモンスターのいなさに少し拍子抜けしてしまった。
そして不自然に右側の道の方にモンスターの死骸が放置されている。
こっちか…！
俺は右手に短剣をしっかり握ると、紫耀が通っただろう道を進んだ。
「はっ！！」
地下4階。本日3度目の遭遇となるモンスターを短剣を駆使して倒す。
紫耀が全て倒してしまったのか、狂暴なモンスターと遭遇することなく地下4階までやってこれた。
俺のスキルは非戦闘向きのスキルであるため、正直俺一人の実力じゃここまで来るのは難しいはずなのだ。いつもは5人で連携をとりながら迷宮探索をするため、こんな下の方まで1人で、しかもこんなにも短時間で来れたのは初めてだった。
俺は少し嬉しくなってたんだと思う。
後ろに迫る気配に全く気が付かなかったんだ。
ドンッ！！！
首元にすごい衝撃が走ったかと思うと、俺の意識は途絶えた。
ーーー
お久しぶりです。更新頻度が如実に落ちてしまい申し訳ありません、、、
お話がいっぱいとなりましたので移行したいと思います！
移行の準備が整うまでもう少しお待ちくださいませ:)
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和奏♪(プロフ) - ほのぼのさん» ほのぼの様！コメントありがとうございます♪ 長くなりそうですがゆるりとお付き合い下さいませ^^ （やっと返信の仕方が分かりました、、前回返信扱いならずすみませんでした…） (2021年9月21日 19時) (
レス) id: 9ae6574177 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの(プロフ) - わわまたまた最高なお話ありがとうございます！！ (2021年9月18日 22時) (レス) id: 414fcdeeee (このIDを非表示/違反報告)
のんの(プロフ) - HARU様、コメントありがとうございます♪ リクエストもありがとうございます！！ ご期待に沿えるかわかりませんが、考えてみたいと思います！:) (2021年9月15日 9時) (レス) id: 7fe50d03e5 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - コメント失礼します。いつも拝見させて頂いてます。続きも楽しみにしてます！もしよかったらなんですが、紫耀くんがLIVEの直前に鼻血と過呼吸になってしまうお話を書いていただけたら嬉しいです。リクエスト受け付けていない場合は大丈夫です。よろしくお願いします。 (2021年9月12日 22時) (レス) id: 5f47127484 (このIDを非表示/違反報告)
のんの(プロフ) - ほのぼの様、コメントありがとうございます♪ とても嬉しいです！これからもよろしくお願いします：） (2021年9月6日 21時) (レス) id: 7fe50d03e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんの | 作成日時：2021年9月2日 21時
