泡沫

・ ページ36

廉side


「しょお、もうすぐ着くからな」

信号で止まるのがもどかしい。一分がこんなに長く感じたのは初めてや。

病院についてからはマネさんの背中に乗せて中に入る。
するとすぐにストレッチャーを持ってきてくれて、紫耀は診察室に運ばれていった。

診断の結果、重度のノロウイルス。
他の4人ともここで診察を受けたので、全滅しちゃったかー、とお医者さんも苦笑いしてた(笑)

紫耀はというと、脱水を起こしかけていたのと熱が高すぎたので点滴をしてもらうこととなった。

やっぱり移ってもうたんか…ごめんな、しょう。

「永瀬もちょっと寝ときな」

マネさんの言葉に甘えて、点滴が終わるのを待つ間、待合室のソファで眠ることにした。
やっぱり身体は疲れていたのか、すぐに睡魔が襲ってきた。


「…がせ、ながせ。帰るよ」
「ん…」

身体をゆすられる感覚で目を覚ますと、紫耀を背に乗せたマネさんが目の前にいた。
眠っている紫耀の顔色は、まだほんのりピンク色だがずいぶんマシになっていた。

「良かった…」

俺らは病院を後にし、みんなの待つ家に帰った。


ジンside



「おっしゃー、完全復活っ！！」
「しょお〜、良かった！！」

俺らはあの次の日には復活できたが、紫耀が復活したのはあれから3日。
紫耀が俺らにしてくれたように4人で手厚く看病させてもらった。

治ったと思ったら廉と一緒に海人をいじり倒してる(笑)
やっぱり元気なのが一番だよね！！


「スタンバイお願いします！」

今から生放送の歌番組。
ティアラの皆見てくれてるかな？ がんばるぞ！！


――

終わり方が強引でしたかね…。

もう少しでお気に入り登録100人！
本当にありがとうございます。作者の妄想を皆様に共有できて嬉しいです(笑)

いったん書き溜めていたものを全て公開し終わったので、少し更新頻度が遅くなるかもしれません。
これからもよろしくお願いいたします！

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