この後輩、疑問 ページ43
「西園寺先輩。起きたんですね」
「心配したんですよ!!」
アハハ
「えへへっ。相手がねぇ」
「何級だったんですか?」
何級か?
「あ〜。特級。」
「は?特級!?」
「よく、その傷で済みましたね」
だよねぇ
正直死ぬかと思ったもん
「ほんと、久し振りに術式使っちゃったんだよねぇ」
「それ、五条先生に怒られませんか?」
「え?術式使っちゃダメなの?」
あ〜、野薔薇ちゃんは知らないよね
「私、術式使っちゃダメなの。制御できないから」
「え?」
「はぁ・・・」
恵君そんな顔しないで
「相手が全く攻撃が効かなくて・・・術式使うほかなかったの!!」
「ってことはさ・・・Aさんって術式使ってないの!?」
「まぁ」
「すごっ」
目を輝かせて寄ってくる野薔薇ちゃん
えへへ
「これで術式使いこなせば特級なんですけどね」
なぁんて呆れ顔で言う恵君
アハハ
「でも、私は私を信じてる。ちゃんと、いつか使いこなせる日が来るって」
「Aさんらしい」
ありがと
「先輩に一つ聞きたいことがあります」
「なぁに?」
とぉっても真剣な顔で聞いてきた恵君
「先輩って、どういった術式なんですか?」
「私の術式ぃ?・・・えっと、なんか空間がん〜・・・・分かんない・・・・私もあんまし分かってないんだよね」
「・・・」
何よ。なんでそんな私がアホだって思い出したような顔するのよ。
酷くない?
「あ!あと、すっごく私も聞きたいことがあったんだ!!」
またまた目を輝かせる野薔薇ちゃん
「なんだい?」
「伏黒から聞いたんですけど、Aさんって、一応伏黒や真希さんと血が繋がってる、って本当?!」
あ〜
それねぇ
「まぁ、一応ね。私、あんまし自分の実家と本家も好きじゃないから」
「え!?なんで!?」
え〜、そこまで聞くんか?
「釘崎、嫌がってるだろ、西園寺先輩。色々あんだよ、御三家は。」
恵君が野薔薇ちゃんを止めてくれる
「そうそう。アイツらほんとゴミ。自分の利益しか考えてないし。もぉ!!ほんと、イラつく!!」
大嫌いだよ。禪院家も、西園寺家も。皆、大嫌い。
でも、悟さんについて行って、出会った仲間。
私は彼らを守りたい。
私は後悔はしてない。
あの日
禪院家から逃げ出して、悟さんについて行った事。
だって、私はこの仲間に出会って、私の生きる糧を得たから。
私は、絶対に悟さんの望む改革を成功させなきゃならない。
それが私の恩返しだから
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作者名:希乃夏 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nonoka88884/
作成日時:2020年11月29日 12時