この少年、惨め ページ37
「テメェ!!」
「ヒヒッケヒッ、愉快愉快。矜持も未来もお前の全てを捧げて!!俺に縋ろうと!!何も救えないとは!!惨めだなぁ!!!この上なく惨めだぞ!!小僧!!!」
・・・最低。
もし、悠仁君が惨めなのならば私はもっと惨めじゃないか。
「「ゲラゲラゲラゲラ」」
笑い声が聞こえる。
鬱陶しいなぁ
「ゆ・・・うじ・・・・な・・・んで?」
順平君だったモノは息絶えた
「あっ、もう死んだ?ちょっと乱暴に形変えたからね。こんなもんかな」
は?
・・・・死ね
悠仁君がパンチをかます
ダメだよ。だって、攻撃が効かない・・・・
「けど残念。効かないよ・・・魂の形を保ってい・・・・!?」
!?
効いた!?
「悠仁君!!私がサポートに回る!!」
「知覚しているのか」
何を?
こいつは何を言ってるの?
「ぶっ殺してやる」
「祓うの間違いだろ。呪術師」
すっごい形変えるじゃん!!
どういう術式だよ!!!!
「もう!!術式反転とか出来ないかな!?」
なぁんて
悠仁君が学校の窓(?)から落ちていく。
私にできる事。
相手にまともに攻撃できない私が出来る事。
一つ、術式反転
これはそもそもやった事ないから無理だよね。
二つ、術式を使う
私が術式を上手に制御できるか・・・・・・
いや、ワンチャン両方できるんじゃない?
うん。出来ないかもしれないけど。
ただ突っ立てるだけじゃダメよね。
「順平君。退いて!!今からデカいのやるから!!」
「応!?」
深呼吸して
集中するの。
大丈夫。
私なら出来る。
「術式 闇囲」
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作者名:希乃夏 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nonoka88884/
作成日時:2020年11月29日 12時