この少女、彼女? ページ25
「Aさん・・・?」
!
「あ!悠仁君。どうしたの?」
「さっきから話しかけても返事しないから・・・」
「あ、え!?ごめんね!!」
そんなに集中してたんだ・・・
って、もう気配無くなっちゃた・・・
「アレ?順平」
誰?
視線は・・・・この人ではないよね。
「珍しいね」
「母さん!!」
母さん?
つまり、お母さんなのかなぁ・・・
「友達?・・・・と、もしかして彼女?」
彼女!?
「さっき会ったばかりだよ。それにAさんは彼女じゃないから!!」
「あ!はい!彼女だなんておこがましいですよ・・・」
「さっき会ったばかりだけど友達になれそーでーす」
彼女かぁ・・・
ま、私がこの業界に居る以上彼氏は出来ないよね(笑)
「何て子?」
「西園寺Aです。初めまして」
「虎杖悠仁です!!お母さんネギ似合わないっスね!!」
悠仁君!?
初対面の人にそれいえるか?普通。
「お、分かる?ネギ似合わない女目指してんの」
わぁ・・・個性的・・・
順平君がいきなりお母さんの手を払う
「タバコ!!やめてって言ってるだろ。灰皿出して!!」
「はいはい」
タバコかぁ
もしかしてお母さんの心配してるのかな?
「順平君は優しいね!」
「そ、そんな・・・」
「へぇ・・・順平ったら・・・ふ〜ん」
お母さんなんでニヤニヤしてるんだろ・・・?
「母さん!!」
「あ!そうだ!悠仁君、Aちゃんどう晩飯?食べていかない?」
夕飯かぁ・・・
「ちょっと!!迷惑だろ!」
「私の飯が迷惑?あ″ん?」
グゴゴゴゴゴ・・・
「嫌いなもんある?アレルギーとか」
「ないっス!!」
「あ、すみません。私は遠慮させてもらいます」
申し訳ないなぁ
でも
「どうして?」
「棘が待ってるから!早く帰らないと!だから、また今度!!」
「そっかぁ・・・残念だなぁ」
「まあね!悠仁君。順平君。お母さん。」
さ、早く棘たちの所行こ!!
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作者名:希乃夏 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nonoka88884/
作成日時:2020年11月29日 12時