この後輩、生意気 ページ11
「何あの人(？)達」
「２年の先輩」
「ちょ、真希ちゃん！！！」
凄い、凄く！恵君から感じてはいけない軽蔑を感じるよ？？？
「甘やかすだけが優しさかね」
「すじこ」
「でも、憂太と居る時は少し丸くなるよな〜」
「確かに！」
優太君と一緒に居ると真希ちゃんちょっとは優しくなるから楽なんだよなぁ・・・
「禪院先輩。呪具の扱いなら学年一だ」
「呪言師、狗巻先輩。語彙がおにぎりの具しかない」
「パンダ先輩」
「それとこの前会った、西園寺先輩。アホ」
今恵君にアホって言われた気がした。
「あと一人。乙骨先輩って唯一手放し手放しで尊敬できる人が居るが、今海外。」
待って、恵君って私たちの事そんな風に思ってたの？
「あんた、パンダをパンダで済ませるつもりか」
わかるよ、それ
「だが、オマエ達に、京都姉妹校交流会に出てほしくてな」
うんうん。
「京都姉妹校交流会ぃ？」
「京都にあるもう一校との交流会だ。・・・でも二、三年メインのイベントですよね？」
それがねぇ・・・
「その三年のボンクラが停学中なんだ。人数足んねぇ。だからオマエら出ろ。」
「真希ちゃん？流石に先輩だからボンクラ呼びはやめよ？」
先輩って、やっぱなんか怖いじゃん？
「交流会って何するの？スマブラ？WIL版なら負けないわよ。メテオで復帰潰すの。」
スマブラね・・・そんな平和な交流会だったらね・・・
「なら四人でやるわ」
「東京校、京都校。それぞれの学長が提案した勝負方法を一日ずつ。二日間かけて行う。」
「つっても、それは建前で、初日は団体戦、二日は個人戦って毎年決まってる。」
「そ」
「しゃけ」
「個人戦、団体戦って・・・・・戦うの！？呪術師同士で！？」
「あぁ。殺す以外なら何してもいい呪術合戦だ」
「逆に殺されない様ミッチリしごいてやるぞ」
悪人顔・・・
「・・・ん？っていうかそんな暇あんの？人手不足なんでしょ？呪術師は」
「今はな。冬の終わりから春までの陰気が初夏にドカッと呪いとなって現れる。繁忙期って奴だな」
「年中忙しい時もあるが、ボチボチ落ち着いてくるとおもうぜ」
「へぇ〜」
「で、やるだろ？」
「仲間が死んだもんな」
「強くなるもんね？」
「「やる」」
「でも、しごきも交流会も意味がないと思ったら即やめるから」
「同じく」
「ハッ」
「まぁこん位生意気な方がやりがいあるわな」
「おかか」
「先輩舐めすぎちゃダメだよ？」
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作者名：希乃夏 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nonoka88884/
作成日時：2020年11月29日 12時
