小さいけど大事件。 ページ49
貴「勇次郎.....可愛いなぁ....」
愛「.........おい変態、怖がってるぞ」
はっ、として勇次郎を見ると小刻みに震えていて今にも泣き出しそうな顔をしていた
おぅふ、すまねえ勇次郎.....
貴「ああ!ごめん!ほーら、怖くないぞー☆」
ニパアッと自分史上最高の笑顔をすると勇次郎はただでさえ可愛い大きな瞳を真ん丸にした
すす.....とさりげなく近付いて小さな手を取って握手をすると少しはにかむように笑ってくれた
かわええなぁ....
貴「服は....どうするよ?これ」
もとの勇次郎でさえ少し大きめのサイズだった長袖のシャツは、当たり前だが今は大きい
本人も不愉快そうにせっせと袖を折ろうとするもうまくいかず。ふにゃ....と瞳に涙を溜める
勇「......っ....ふぅぅ.....」
貴「ああああ!!泣き出した!....ほら愛蔵パパ!仕事をしなさい!」
愛「ああほら!こっち向け!」
愛蔵は勇次郎の袖を一回一回と折っていく
それに勇次郎はふわ、と顔色を明るくしていった
その時
ボンッッッ
貴/愛「「えっ!?」」
強烈な爆発音?というか煙に視界を奪われた
げほ、けほ、と私たちの咳が響くなか、煙の中から出てきたのは.....
勇「........っげほ......っえ?」
勇次郎だった。デカイほうの
ーーーーーーーーーー
この状況で一番混乱しているのはきっと勇次郎だろうと思いさっきまでの事を話す
勇次郎は頬をかいた
勇「えーっと?......そういうこと...ね」
納得が速くて助かるよ
貴「ちょっと残念だけど........戻ったね」
勇「なんか....ごめん迷惑かけた」
私が「気にしないで!」って言おうとするとすかさず愛蔵が「そうだな」と躊躇なく言った
え、ここは仲良く終わろうよ。ねえ!
そうフォローしようとすると愛蔵に腰を引き寄せられて勇次郎には腕を引き寄せられた
愛「あのままお前がチビなままでいてくれたら俺とAが夫婦って感じだったじゃん?空気読めよマジで。これだから頭スカスカの奴は困る。離せよ」
......ああもう、駄目だ
勇「は?Aは僕の嫁だし?調子乗らないでくれる?寄越せよ」
貴「えちょ........あ、い、ったああああああ!?!?!!!」
既に昇りきった太陽が「またか」とでも言うように私たちを見下ろしていた
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ソーダ - 凛さん» うわああああ!!!ごめんなさい!!更新遅すぎた上に内容が.....イマイチで.....(泣)ありがとうございます凛さん!!! (2018年5月22日 18時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
凛 - お話でした!すみません.... (2018年5月21日 19時) (レス) id: 9ba27b7b63 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - おぉぉぉ!やっと更新されましたね!!小さいけど大事件お気に入りなので嬉しいです。これからも、キュンキュンするおナシを作っていってくださいねー応援しています! (2018年5月21日 19時) (レス) id: 9ba27b7b63 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - カノン♪さん» ひえー!!すんません恋始ばっかり更新しているもんで今気付きました(泣)!!ほんとありがとうございます!!『小さいけど大事件』はあともういっこ続きを更新するので少々お待ちを!!! (2018年4月23日 23時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
カノン♪ - なんなんですか!この作品は!神すぎやしませんか!?お気に入りは『独占欲と所有欲』と『小さいけど大事件』です!更新ガンバです!!ソーダさんの作品見ないと一日が終わりません! (2018年4月18日 17時) (レス) id: 68b3d0d765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソーダ x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月6日 23時