エレジーは届かない『勇次郎』 ページ24
設定どぇす
Aと勇次郎は同居中だけど結婚はしていない
成人してますぇ
ーーーーーーーーーーーー
........え?
お互い窓を見ながらしている勇次郎と愛蔵の会話に耳を疑う
あの日......あの日って.....?
「ひかれそうになってた子供を助けようとして、そのまま......あn」
「やめろ」
勇次郎は頬杖をついていた片手で頭を抱えた
「思い出したくない.....」
「あ......悪い」
2人の間に座っている私はポンポンと続いていく会話に何とか頭を整理させようとする
えっと
私はひかれそうになっている子供を庇って。死んだってこと?
「.........」
そっかぁ........
死んだんだ............
もう触れないんだ.........
.
「........っ......っ」
さっきよりも勢いを増して溢れてくる涙に手が追い付かない
「.....勇次郎?.....ねぇ....勇次郎!」
そう、叫ぶと
「......っえ....?」
勇次郎が、こっちを向いた
「っ.......っ.......」
もう悲しくて声が出ない
.........それからは勇次郎たちがスタジオに着くまで、ずっと泣いていた
私こんな現実を受け入れられるような状態じゃないんだよな、今は
.
ーーーーーーーーーーーーー
結局気付いてくれたのはあの一回きりだった
彼はご飯を作って食べ終わってお皿を洗ったあと、アウターを羽織って外へ出た
「....?」
何処か出掛けるつもりなのだろうか
取り合えず、着いていこう
ーーーーーーーーーーーー
車に乗った勇次郎はエンジンをつけて走り始めた
ガー、と車の音が嫌に響く
あれ、何か眠くなってきた
もしかして、もう成仏する時間ですよ的な.........!?
待って.....もう少しで勇次郎の目的地が分かるかもしれないのに......!
寝るな私.........
ちらっと窓の外を覗いた私は絶望とともに脱力感を味わった
この道の先って_____
.
墓場...........?
シートに体を預けると私の中で何かが落ちていくように意識が遠のいていった
そこで、途切れた
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ソーダ - 凛さん» うわああああ!!!ごめんなさい!!更新遅すぎた上に内容が.....イマイチで.....(泣)ありがとうございます凛さん!!! (2018年5月22日 18時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
凛 - お話でした!すみません.... (2018年5月21日 19時) (レス) id: 9ba27b7b63 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - おぉぉぉ!やっと更新されましたね!!小さいけど大事件お気に入りなので嬉しいです。これからも、キュンキュンするおナシを作っていってくださいねー応援しています! (2018年5月21日 19時) (レス) id: 9ba27b7b63 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - カノン♪さん» ひえー!!すんません恋始ばっかり更新しているもんで今気付きました(泣)!!ほんとありがとうございます!!『小さいけど大事件』はあともういっこ続きを更新するので少々お待ちを!!! (2018年4月23日 23時) (レス) id: 995cf675ed (このIDを非表示/違反報告)
カノン♪ - なんなんですか!この作品は!神すぎやしませんか!?お気に入りは『独占欲と所有欲』と『小さいけど大事件』です!更新ガンバです!!ソーダさんの作品見ないと一日が終わりません! (2018年4月18日 17時) (レス) id: 68b3d0d765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソーダ x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月6日 23時