今日もあなたに伝えます。6 (ページ29)

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205 紫耀side ページ29

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

A「…ん」

ドアを叩く音で起こされた…
携帯をみるとまだ朝5時すぎで
Aを起こさないように
そーっとベッドを降りて
ドアをあけると

平野先生「朝からなんですか。」

「あ…朝からごめんなさい、あの皆が起きる前にちょっと相談したいことがあって…」

岸先生が言っていた
保健室の先生だった。

髪が長くて起きたてなのか
上はキャミソールにお尻が見えそうなぐらいの
ギリギリのパンツのセットアップ

教師がそんな格好してていいのかよ…
と思いながらAと一緒に寝てることがバレると
ややこしいなと思い
外に出た。

平野先生「なんの相談ですか？」

「今日の、自由時間の時少しお時間ありますか？」

平野先生「あー…」

そう言うこと…笑

平野先生「俺、彼女いますよ？」

「えっ…いや、あの…少しでいいんです。
平野先生との思い出がほしくて…」

思い出って言われても…
俺、保健室の先生の名前すら知らないのに…

平野先生「…考えときます。」

「あ…ありがとうございます」

平野先生「じゃぁ、眠いんで部屋もどりますね？」

「あの！…楽しみにしてます。」

あれ？俺、いいよなんて言ったっけ？笑
まぁいいや。眠い。
とにかく今は眠い。

平野先生「…おやすみなさい。」

そう言って
また部屋に戻りベッドにはいって
眠っているAを後ろから抱きしめた

A「ん…」

平野先生「ごめん、起こした？」

A「んーん…」

平野先生「ﾌﾌ…かわいいやつ」

きっと起きたら
覚えてないんだろうな
寝ぼけて俺の方を向いてぎゅうって
抱きついてきたこと。