今日もあなたに伝えます。6 (ページ21)

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197 紫耀side ページ21

全員で水族館行くだけなのに
朝から全員大はしゃぎ…

髙橋が1番うきうきしてて
俺の目の前でぴょんぴょん飛び跳ねながら
先生～って呼んでくる

平野先生「…髙橋、落ち着きなさい」

海人「えへへっ先生は楽しみじゃないの？？」

平野先生「楽しみとゆうよりも…」

点呼しなきゃいけないから
憂鬱でしかないよ…

平野先生「お前が1番楽しそうだな」

海人「えへへっ」

平野先生「てかさ。班で集まっててって言ったのになんでお前だけなの？」

海人「みんな迷子だねっ」

髙橋と喋っていると
後ろの方の列から「海ちゃん！居た！」
と、声が聞こえた
まぁ声聞こえた瞬間
Aの声ってわかったんだけどね

A『海ちゃん！なんでこんな前に居るの？』

海人「みんなが迷子になってるから先生の傍に居れば俺も迷子にならないでしょ？」

きっとお前が迷子だったんだよ笑

Aも、はいはい。って流して
髙橋の手を取って『早く行くよ～』
って言いながらも俺の方ちらって見て
かわいいなぁ～なんて思っていた。

Aの後ろ姿を
にやにやしながら見ていると
隣に岸先生が居た

岸先生「…声盛れてるし、気持ち悪いですよ」

平野先生「…岸先生って意外と俺の心ズタボロにするタイプですよね？」

岸先生「え？そうですか？本当の事しか言ってないような…」

平野先生「あー…俺折れた。もう頑張れない…」

岸先生「…ええー…」