今日もあなたに伝えます。6 (ページ1)

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修学旅行か…
先生とならきっと、幸せな修学旅行に
なりそう。

「…Aちゃん」

全クラスで修学旅行の班決めをしている中
私だけ窓際で外を見ていると
佐倉さんが話しかけてきた

A『…佐倉さん、』

なるべく話したくないな…

なんて思ってもこの人には通用しないか

ゆりこ「…あの、廉くんに近づかないでほしいの」

A『はい？』

私近づいてないし…
勝手に近づいて来たのは佐倉さんでしょ。

ゆりこ「いまね、私廉くんに支えて貰ってて…私にとっても廉くんにとっても大事な時期なの…」

A『…えっと、』

ゆりこ「廉くんと話したり、仲良くしないで。」

この人は一体なにを
心配してるんだろう…

A『私たちもう別れたんだよ？何が不満？』

ゆりこ「え…なんで怒ってるの…？」

怒るも何も…佐倉さんに
笑顔で接しる理由あるのかな

A『怒ってないよ。
ただ何が言いたいのか分からない…』

ゆりこ「…なんで分かってくれないの…ｸﾞｽﾞｯ」

え…？
なんで泣くの？

泣かれてよくわかんないまま
黙っていると、周りがざわつき始めた

きっと私が佐倉さんに何かしたとか
勝手に決めつけられるんだろうな…

平野先生「どうした？大丈夫？」

A『…先生、大丈夫？って言う相手まちがってるよ笑』

先生も気づいてすぐに慌てて駆け寄ってきて
私に大丈夫？って聞いてくれたけど
大丈夫？って佐倉さんに聞きなよ…笑

ゆりこ「ふぇっ…Aちゃんにわかって欲しいだけなのに…っ」

だからそのわかって欲しい事が
伝わらないんだよ…

「どしたん？」