今日もあなたに伝えます。6 (ページ33)

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海人「…Aちゃん元気ないよ？」

A「え…」

さっき、先生と
喧嘩みたいな事があったからかな…

いつも通りに接していたつもりだったけど
やっぱり気づいちゃうよね、

今頃、白石先生と
楽しんでるんだろうなぁ…

廉「なんかあったん？」

A「…ううん、何にもないよ。ありがとう」

廉「そっか、」

そう言って、廉は
私に笑いかけてくれた

廉の笑顔みたの久しぶりかも知れない

A「廉、朝ごはん食べなくてよかったの？」

廉「あんま食欲無いねん」

ゆり子「なんで食欲無いの？」

廉「…お前とは話したくない」

佐倉さんが会話に割って入ってきたせいか
廉はどっか行ってしまった。

ゆり子「…私とは話したくないんだって」

A「…そりゃそうでしょ？…ﾌﾌ」

佐倉さんと目が合って
なぜか2人で笑った。

笑い事じゃなくて、本当は私だって
話したくなかったのに
不思議と目を合わせて笑えるようになっていた。

神「いくよ～？」

ゆり子「いこ」

A「うん」

皆が前でわいわいしゃべている中
私は1番後ろにいた。

帰ったら先生に謝ろう。

あんな態度してごめんなさいって
嫉妬して強がって、傷つけてごめんなさいって。

そう思っていると
誰かに腕を掴まれた。

A「えっ…」

「…やっと居たよ」