今日もあなたに伝えます。6 (ページ25)

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201 紫耀side ページ25

平野先生「…髙橋～」

地獄の点呼だ…俺さ教師向いてないんじゃ…

生徒全員うきうきして
ぎゃーぎゃーうるさいし…

俺の声こいつらに届いてないんじゃないかな

ん？あれ？

平野先生「髙橋～？」

「先生！海ちゃんなら居ませんよ？」

平野先生「え！」

いや、…なんで？
さっきまで居ただろ…

平野先生「Aは？」

「いませーん」

まさかまだ中かよ…

岸先生に点呼を任せて
もう一度水族館の中にはいって
Aたちを探した

すると階段をかけ下りる音が聞こえて
女の子が俺の上に落ちてきた

ﾄﾞｻｯ

「むぅ…」

平野先生「いってぇ…え？」

女の子の顔を見ると
Aだった

A『いったぁ…い』

平野先生「…なんでお前が空から降ってくるの」

A『あれ？先生？タイミングよく居るんですね』

タイミングよくって…
おっと忘れるところだった

平野先生「集合時間とっくにすぎてるぞ」

A『うっそ…』

平野先生「みんなは？」

そう言いながら
Aを立たせた

少し涙目になって不安な顔をしていた

A『…はぐれちゃって』

紫耀「てか、A…」

「Aちゃーーーん！」

振り向くとそこに
神宮寺、永瀬、髙橋、佐倉の4人がいた

きっと迷子になったAを探してたんだろう

A『ごめんなさい…』

海人「探し物は見つかった？」

探し物？

A『…うん、ごめんなさい』

平野先生「みんな待ってるから行くぞ」

探し物はなんなのか
わからなかったけど、とりあえず
みんなを連れて岸先生がいる所に
戻った。

Aの表情も気になったけど
探し物って…なんだったんだろ