今日もあなたに伝えます。5 (ページ25)

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A『え…？』

┈ 結婚しない？

あまりにも、突然で
状況が読めなかった。

A『…何言ってるの？』

平野先生「お前が卒業したら俺と結婚しない？」

え？
結婚って…私まだ学生だよ、
それに…

A『教師と生徒だよ…？』

平野先生「今までも教師と生徒だったろ笑」

A『…それでも…私の担任だよ？』

平野先生「…俺、お前らが卒業したら違う学校に行くんだ」

入ってくる情報が多すぎて…
言葉が出なかった。

A『え…先生辞めちゃうの？』

平野先生「んー教師は続けるよ？元教え子に変わりは無いけど…俺にはお前が必要なんだ。」

A『…冗談はよしてください』

平野先生「ﾌﾌ…冗談でこんな事言うと思う？本気だよ。」

なぜか、いつもみたいに
すぐに断る事ができなかった。

でも、今思えば…
私…はっきり断ったことなかったな…

A『…』

平野先生「今すぐに答えは出さなくていいから。考えといて。」

A『…先生は、私の事好き？』

平野先生「好きだよ」

先生の隣で笑っていた頃
ずっと聞きたかった言葉が
今になって、すぐに返事が返ってくる。

もし断ったら
私は一生先生と会えない

そう思うと今すぐに答えを出せなかった。

だって、ほんの少し…少しだけ
先生のそばにいたいと思ったから。