今日もあなたに伝えます。5 (ページ3)

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クラス発表されてから
何日か経って明日から冬休み

先生は毎日私の顔色伺って
少ししょぼくれた顔をしていると
面白くない冗談で
私を笑顔にさせてくれるようになった。

でも少したまにだけど…
寂しい顔を見かける事が多くなった気がした

廉「A？」

A『ん？』

廉「クリスマスさみんなで集まるって話あったやん？」

A『うん、結局誰呼ぶの？』

廉「…佐倉もいい？」

佐倉さん…
少し嫌って気持ちがあったけど
仲良くしてって言ったのは私だし…

A『…私も1人呼んでもいい？』

廉「いいけど、誰呼ぶん？」

A『ﾌﾌ…いまから誘ってくるね』

廉「え？！ちょっと！」

そう行って教室をでて
ある場所に向かった

ｶﾞﾁｬ

A『…あー！やっぱりここに居た！先生！』

平野先生「はは笑見つかっちゃったよー」

先生はきっとこの時間
誰もいない教室でたばこを吸ってると思っていた

A『学校でたばこ吸ってもいいんですか？』

平野先生「こんな所にまた来てもいいんですか？」

A『ﾌﾌ…質問を質問で返さないでください笑』

平野先生「はは笑でもさ、こんな所に来ちゃダメじゃん」

この教室…懐かしいなぁ
よくこの教室で先生と会って
色んな事話をした

A『先生、？』

平野先生「先生じゃなくて？」

A『ここ学校だよ？』

平野先生「紫耀は？」

A『…紫耀？』

平野先生「よくできました」

先生は少し変わった
私が好きだった先生以上に
優しくて、よく笑ってて、それに…

A『…クリスマス空いてますか？』

平野先生「え？」

A『空いてなかったらいいんです、』

平野先生「ﾌﾌ…空いてるよ」

それに…少しかっこよく見える
先生の笑顔に
なんだか照れてしまって
目を逸らしてしまった

A「あの…廉たちとクリスマスパーティーするから…先生も来ませんか？」

平野先生「名前で呼んでくれたら行くかな？」

A『ﾌﾌ…紫耀も来ませんか？』

タバコを吸い終えた先生が
私の方に来て腰に手を回した

A『え？』

平野先生「嫌？俺が引っ付くの」

A『…えっと…』

嫌とかの前に…急にどうしたんだろう
こんな所廉に見られたら
また喧嘩になっちゃうし

A『…えっと…』

平野先生「好きだよ」