今日もあなたに伝えます。5 (ページ20)

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A『廉ー？』

廉「おん」

先生とあんな事があってから
2週間が経っていた

授業中目が合うと私がそらしてしまったり
気を使ってくれているのか
先生から話しかけてくることは
少なくなっていた。

何であんなことしてしまったのか
先生も不思議で分からないんだろうなと
勝手にいいように解釈していた

でも、避けられると…気にしてしまう、

A『なんか会うの久しぶりだね』

廉「…そうやな、受験勉強で俺もお前も忙しいしな」

一緒の大学に行くと決めた去年の文化祭の日
あの日から色々あって
私の気持ちにも変化があった

私が1人で帰るのには
もう1つ理由があった。

廉が部活をせずに
毎日どこかに行ってるのか
一人で帰っていたから

始業式の日から
廉が私を求めて来なくなったり
怪しい行動が多々あった

泊まりに来なくなったり
自分から私のクラスに来なくなったり
何かあったのか神くんが廉と一緒に
居なくなった。

あと…大学の話をしなくなったよね

先生とどうこうなる前から
うすうす勘づいてはいた。

きっと
同じ大学に行きたく無くなったのかも
しれない。

A『最近…』

廉「ん？」

A『…神くんと一緒に居るところみないね』

廉「…あぁ。喧嘩してん」

喧嘩？
あんなに仲良かったのに？

A『なんで喧嘩したの？』

廉「…なんでもいいやん。お前には関係ない」

変わった事もう一つあったね
廉か私に突き放す言い方を
するようになった。

いわゆる、冷たくなったって事。

A『…聞いてごめんね。私、海ちゃんに会い行ってくるね。お昼、違う人とたべて。じゃぁね』

廉「…違うねんって、A？」

廉の声を無視して
私はその場を去った。