今日もあなたに伝えます。5 (ページ18)

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163 紫耀side ページ18

岸先生「では、お先に失礼します！」

平野先生「おつかれさまでした！」

先生方帰っちまったなぁ
俺はまだ仕事が残ってるけど…

平野先生「いっぷく行きますか」

タバコを吸うために職員室をでて
誰もいない教室へ行った

よくここでAと会って
イチャイチャしてたなぁなんて
思い出してニヤつきながら
タバコに火をつけた

平野先生「はぁ…」

なんであんな事言っちゃったんだ俺…

━━ 俺とAはそうゆうのんじゃないだろ？

今更だけど
凄く後悔してる

素直になってたら
今でもあいつは俺の隣で
笑ってくれてたんだろうな

最近、そう思うことが多くなった

ｶﾞﾗｯ

そう思っていると
ドアが空いて、そこには
Aが立っていた

平野先生「え…まだ帰ってなかったの？」

A『先生に渡したい物があって…』

なんだなんだ？
提出物はちゃんと出してたし…

俺なんか課題とか渡したっけな

課題とかだったら
確認しないといけないと思い
タバコの火を消した

平野先生「どうした？」

A『…先生目閉じて』

平野先生「え？…あ、…こうでいい？」

近くのイスに座って
Aに言われた通りに目をとじて
内心、何されるか分からないから
ドキドキしていると
Aが近づいてくる足音と
唇に何か少し冷たいものが触れて
口の中に入ってきた

びっくりして目を開けてみると
数センチの距離のAと口の中で何かが溶けていた

平野先生「…ん？甘い…」

A『…本命欲しいって言ってたから』

なんだよかわいい顔しちゃってさ
誘ってんの？

少し耳が赤くて
恥ずかしいのかAは俯いていた

口の中に入ってるのは多分チョコレートで
覚えていてくれた嬉しさと
その照れた顔に理性がやられて
Aの腕を掴んで
自分の方へと引っ張った

A『わ！…先生、んっ』

無理やり向かい合わせになるように膝に座らせて
腰と首に手を回して
そのままAの口の中にチョコレートが
広がるようにキスをした