自分以外に一番大切な人。3 (ページ29)

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96 紫耀side ページ29

紫耀「神！」

神「おせーよ。」

今日会社が休みで
二人でカフェしよーよって珍しく
神が誘ってきたのはいいけど

俺は遅刻で神は不機嫌笑

仕方がないだろ？
朝からAが体調悪くて
付き添ってたんだから

神「もしかしてAちゃん体調悪いの？」

紫耀「え？あ、2週間ぐらい前からずっと体調悪くてさ…」

ご飯つくってる最中に吐いたり、
ダルいって言って寝込んだり…

病院行ってもストレスって言われた
だけしか言わないから…心配だよね。

神「症状は？」

紫耀「医者かよ笑」

神「いいから、症状は？」

紫耀「え？あー…」

とりあえず、ひと通り神に
話した。

すっごい顔で
真剣に聞くから…本当に医者なのかなって
思った笑

紫耀「と、言うわけ。」

神「え、ねぇAちゃんアレ来てる？」

紫耀「アレ？」

神「1ヶ月に1回来るアレだよ」

紫耀「あー1週間辛いやつ？」

神「そう」

そう言えば…毎月カレンダーに
来たら印付けてたのに
つけてないよな…

紫耀「え…」

神「お前、鈍いんだよ」

紫耀「嘘…そう言うこと？」

神「聞いてみたら？」

紫耀「でも、何にも言って来てないよ？」

神「何か言えない理由があるのかもしくは本当にストレスで体調悪いかのどちらかだな」

さすがに、妊娠したの？
なんて聞いたらしてなかった時…
Aがなんて思うかわかんないじゃん…

紫耀「…聞けない」

神「俺が聞いてあげようか？」

紫耀「お前が聞くぐらいなら俺が聞くよ」