自分以外に一番大切な人。3 (ページ24)

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シャワーを浴びて
一緒にご飯を食べに行った

いつも一緒に行く
和食屋さんでそこのオーナーに
一緒に挨拶をして
個室に入った

紫耀「A？」

A『ん？』

紫耀「体調悪い？さっきからご飯進んでないけど…」

A『え、ううん…お腹空いてないだけだよ』

私やっぱり
おかしいのかな？

いつもと変わらないように
してるんだけど、後ろめたいことがあったら
人って顔にでちゃうのかな…

紫耀「結婚記念日休み取れたから出かけようか」

A『本当？じゃぁ～』

もうそんな時期だったんだ
結婚記念日かぁ

紫耀「海行きたいんでしょ？」

A『ﾌﾌ…覚えてたの？』

紫耀「覚えてるよ笑海の近くでご飯食べよ」

A『うん、楽しみにしてるね』

紫耀「そういえばさ…」

A『なに？？』

紫耀くんの顔色がさっきとは違った
さっきは笑顔だったのに
その笑顔はすぐに消えて真剣な顔をしていた。

紫耀「A香水付けてたっけ？」

A『え…』

え？

やっぱり、きづいてたんだ…

紫耀「え？…いや、帰ってきた時香水の匂いしたから…」

A『…友達の香水かりたの』

紫耀「そっか…」

私なにやってんだろ
長年一緒に居ると相手の顔色が変わった
瞬間ってすぐに分かるんだよね…

" そっか…"って納得してないのに
それ以上問い詰めてこない。

私まで紫耀くんと同じことしてるね
嘘ついて、紫耀くんの目みれないや

紫耀「聞いちゃダメだった？」

A『ううん！…いい匂いって言ったらつけてくれたの、臭かった？』

紫耀「そうだったんだ、ううん。いい匂いだったよ？」

辞めなきゃ。
こんな事、紫耀くんを傷つけるだけだよ。