自分以外に一番大切な人。2 (ページ6)

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ｶﾞﾗｯ

「A！」

A『ﾌﾌ…声が大きいよ、』

私が神くんにお願いして
廉に電話して貰った。
神くんは何かあったら連絡してねと
連絡先を置いて、すぐ近くまで来ていた
紫耀くんを帰してくれた。

廉「はぁ…はぁ…お前さ…待っとけゆーたやん」

A『…ごめんね、』

廉「連絡もつかへんし…どこに消えたんかと思ったやん…」

走ってきたのか
廉は息切れをしながら
私がいるベッドに腰を掛けた

A『ごめんね、…本当にごめんねっ…』

廉の顔をみたらほっとしたのか
涙が溢れてきて、止まらなかった…
そんな私を見て廉は少し笑って
抱きしめてくれた

廉「ほんまに心配した…神の電話何回無視したか笑」

A『ﾌﾌ…無視したの？』

廉「お前に電話掛けまくってんのにあいつが邪魔するから笑」

神くんと廉は部署が
違うのに廉は人との距離を詰めるのが上手いせいか
勝手に、神って読んでるけど
それほど喋ったことないよね笑

A『…私ね、エナに聞いちゃった…』

廉「なにを？」

A『…1年前、エナ妊娠してたんだって、…』

廉「…まじか、」

A『私、これからどうしたらいいの…』

こんな気持ちのまま紫耀くんに会えないよ
もうここでずっと居たいぐらい
今は会いたくない…

廉「俺ん家くるか？」

A『え？』

廉「こんなボロボロなって、紫耀んとこ帰せるわけないやん」

A『…廉、』

廉「俺が紫耀に話する。お前の着替えとかも俺が取りに行く。」

A『いいの？…、』

廉「とりあえず、落ち着くまで俺ん家おったらいい」

A『…ありがとう』

神くんの電話を無視したりするけど
やっぱりすぐかけつけてくれるのは廉。

廉は本当にヒーローだね