自分以外に一番大切な人。2 (ページ28)

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翌朝早く目が覚めて
携帯を見ると紫耀くんからメールが来ていた

紫耀今日家で待ってるよ

廉「ん…」

A『おこしちゃった？』

廉「ﾌﾌ…んーん」

廉は相変わらず
寝ぼけてぎゅうってひっついてくる

A『廉？今日家に一旦帰らないと…』

廉「かえってくる？」

A『え…いいの？』

廉「お前がそうしたいなら帰ってきたらいいよ」

話し合いがどの方向に行くのか
わからないけど、
廉の所に帰って来たいと思った。

A『ﾌﾌ…廉っ』

私はおもいっきり廉に抱きついた

廉「はは笑それあかんて笑」

" ずるいわ "と言いながらも
それに廉は答えてくれる

そんな廉が私は…

A『廉朝ごはん作って置くからたべてね？』

廉「送っていくで？」

A『ううん、寄りたい所あるから…』

廉「そっか、もし帰ってくるなら連絡してな」

A『うん、ありがとう』

廉の朝ごはんを作って用意して
廉の家を出た。

紫耀くんの所に行く前に
ある場所に寄って
廉の家を出て1時間ぐらいで家に着いた

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

紫耀「…A！」

ドアが開いた瞬間
紫耀くんに抱きしめられた

A『…話があるの』

紫耀くんは不安そうな顔をして
一緒に中に入ってソファーに座った

A『…紫耀くん、私戻ってきたんじゃないの』

紫耀「…うん」

A『…あのね』

紫耀「…A、会いたかった」

紫耀くん…
ごめんね、
私は会いたくなかった

紫耀くんが私を裏切って無かったら
私も裏切ることは無かったの

A『…紫耀くん』

紫耀「…」

私は鞄からある1枚の紙を渡した

A『…私と離婚してください』