自分以外に一番大切な人。2 (ページ25)

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私、紫耀くんと同じことしているなぁなんて
考えながら、廉の言葉を考えていた

" 俺が守ったる "

守ってあげるなんて言われたの
いつぶりだろう…

廉「後悔してる？」

A『…してないって言ったら嘘になるかな、』

でも今すごく幸せなの。

廉「…なかった事にする？」

A『え？』

廉「後悔してるならお互い今あった事忘れよ」

A『廉…私後悔してないって言ったら嘘になるけど…私今幸せだよ』

廉「え？」

A『ﾌﾌ…なんでだろうね、紫耀くんを裏切ってるのに…幸せって思っちゃった』

廉「よかった、」

A『廉？』

廉「後悔して自分をせめてたらどうしようかなって思った」

廉…
本当優しい人

A『廉、でもこうゆう事は…これっきりにしよ、私ちゃんと紫耀くんと話さなきゃ』

廉「待ってていい？」

A『…まだ何も決めてないよ？』

廉「わかってる、でもお前の事好きやって気づいたから」

廉ってどこまでも真っ直ぐだね

A『待ってて私が廉の所に来なかったらどうするの？』

廉「それはそれでええやん。俺が好きなだけやし」

私も好きだよ廉

でも今はそう伝えることが出来ない

A『…こんな中途半端な事して、ごめんなさい』

廉「…謝るのは俺の方や」

A『廉のおかげで、紫耀くんと話そうって思えた。明日、話してくるね』

廉、傷ついてるよね…
ごめんね。

これ以上中途半端な事していたら
きっと私にもバチが当たって
廉に会えなくなる気がした。

そう思いながら
廉がシャワーを浴びている間に
紫耀くんにメールを送った

A紫耀くん、明日話せる?