自分以外に一番大切な人。2 (ページ21)

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55 紫耀side ページ21

神「とりあえず、あの子に連絡してあげなよ」

紫耀「なんて？」

神「んー…」

紫耀「いきなり、慰謝料払うから講座の番号教えてくださいも変じゃない？」

神「…その言葉が出てくるのがすごいわ」

わかんねぇんだよ…
弁護士とか立てた方がいいの？
そうなると、Aも同席にやるよな…

紫耀「…あ」

神「ん？」

紫耀「…俺の一生のお願い聞いて？」

神「…嫌だって言ったら？」

紫耀「神の女関係会社で暴露する。」

神「おまっ…それはずるいよ…」

紫耀「聞いてくれる？」

神「…わかった。でもお前も同席だぞ？」

言わなくてもなんとなく
分かってくれるんだね笑

紫耀「さすが神だね」

神「何年一緒にいんだよ…」

そう言う事神にしか頼めないしな…

神「で？どうすんの？」

紫耀「エナに連絡して駅近の店まで来てもらって…説明して慰謝料を受け取ってもらう…でも、俺は車に居るから、神がお金が入った封筒をエナに渡してもらうってゆう作戦」

神「俺は利用されるんだ…」

紫耀「いや、ほんとお前しかいないんだって…俺があいつと2人っきりで会うわけにも行かないし…あいつと2人っきりになるとまた関係迫られるのも嫌だし、これ以上ややこしくしたくないんだよ、」

神「…わかった。でもさ今日来るか分かんなくない？」

紫耀「…なんかさっきここ来る前にAの弟と歩いてるとこみたんだよ、だから近くには居るはずなんだよね」

神「え？、待って…なんでAちゃんの弟と？」

紫耀「さぁ…仲良さそうに歩いてたよ？」

神「怪しくない？どう考えてもおかしいでしょ」

んー、たしかにおかしいかな？

この状況で弟も知らないわけないし
まず、Aに気つかって
友達だとしても
会ったりはしないよな…普通

紫耀「…おかしいよな」

神「なんか、嫌な予感しかしないんだけど」