自分以外に一番大切な人。2 (ページ18)

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52 紫耀side ページ18

神「そっか…そうやって言われたんだ…」

紫耀「うん…」

Aに言われたことを
神に全部話した

神「…で？」

紫耀「で？」

神「いや、お前はどうしたいの？」

どうしたいと言われても…

紫耀「わかんないんだよね…」

神「なにが？」

紫耀「Aには悪いとおもってるけど、エナには思わない」

俺とことん最低な男だよな。

神「はは笑お前らしいな」

紫耀「…最低だろ…」

神「最低だよ？でも、浮気する割にAちゃんしか見えてないとこ俺も結構好きだよ」

紫耀「たしかに、Aしか見えてない…」

神「…なんで気づかなかったんだよ」

紫耀「なにが？」

神「倒れるまでなんでAちゃんの気持ちに気づかねぇんだよ」

神の顔色が
一瞬で変わった。

神「…倒れるまで追い込むことないだろ」

紫耀「…」

さっちきと違って
少し怒っていてすこし悲しそうな顔だった

神「大切なら何でもっと寄り添ってあげねぇんだよ…結婚する前から浮気して、お前本当最低だよ。」

紫耀「ほんと、その通りだよ。こんな、泣かせたり傷つけたり…俺なにしてんだよって思うよ」

神「…こんな事言ったら紫耀傷つくかもしんないけど…軽いよ、」

紫耀「え…？」

神「想いが軽い。」

紫耀「なんでそんなこと分かんだよ…」

神「反省してるのかもわかんねぇし…大事な人、あそこまで追い込んだりしねぇよ。」