自分以外に一番大切な人。2 (ページ12)

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私の荷物を取りに行ってくれて
はじめて廉の家にきた…

A『廉の部屋広くない？』

廉「はは笑普通やって笑」

一人で住むには
広すぎだし…扉が何個もあって
何人いるの？

A『…誰かほかに誰か住んでるの？』

廉「住んでへんわ笑」

ﾋﾟﾛﾝ

部屋を見て回っていると
携帯がなった

エナもう冷めたでしょ?平野さんと別れてよ

エナだった

別れてよって…
私たち夫婦の問題に首突っ込まないでよ、

A『はぁ…』

廉「どしたん？」

A『…ううん、』

廉「なんやねん、言ってみ？」

俯いている私の顔を撫でる廉を
一瞬でも敵に見えたのが
ほんと馬鹿らしくなってきた

A『…ごめんね、巻き込んだりして』

廉「ん？」

A『…紫耀くんに怒られなかった？』

廉「んー逆かな笑」

A『え？』

廉「俺が顔に出てたかも」

廉…なんでそんなに優しいの

A『…奥さん幸せだったよきっと』

廉「浮気したけどな笑」

A『こんな優しいんだもん…不幸だったから浮気したんじゃないよ…きっと幸せすぎて怖くなったんだよ』

廉「ﾌﾌ…そうゆうとこも変わってへんな」

A『どうゆとこ？』

廉「自分の心配よりも人の心配するとことか」

それは廉もだよ
離婚したばっかなのに
私の事1番に考えてくれる

A『家出少女が慰めても慰めにならないね笑』

廉「ふは笑 …ありがと」