自分以外に一番大切な人。2 (ページ2)

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紫耀「…え、なんで？」

A『…なんでって友達だよ、』

そんなに驚くことじゃないでしょ
紫耀くんだって
エナと会ってやることやってたんだから

紫耀「…行かないで」

A『行くよ』

紫耀「お願い。」

A『…紫耀くんそれやめて、昨日からお願いお願いって自分は自由に遊んで私に自由はないの？』

紫耀「…ごめん」

A『まだ行かないよ、お昼すぎてから行く…』

そんな顔しないでよ、
きついことばっか言ってるのは
分かってるんだよ？

でも、どうしても紫耀くんに優しく出来ないの

ﾋﾟﾛﾝ

エナお願い。少しでいいから聞いて

A『ﾌﾌ…どいつもこいつもお願いお願いって…私は神様かよ…』

紫耀「…A？、」

A『なに？私が変だって言いたいの？…それぐらい自分が一番分かってるよ、』

私が目に涙を溜めているのに気づいた
紫耀くんが何も言わず隣に座ってきた

A『…紫耀くん離れて』

紫耀「Aが許してくれるまで…俺頑張るから…何でもするから…酷いこと言われても折れたりしないよ？」

A『…うん』

紫耀くんを許す日が来るのかは
私にも分からないよ
今気づいたけど、紫耀くんも
昨日泣いたんだね

目が赤く腫れてる…

A『紫耀くん、目冷やして…真っ赤だよ』

紫耀「冷やしてくれる？」

A『…調子にのらないの』

なんて言っても私は紫耀くんに弱い
冷凍庫から保冷剤を取ってタオルに包んだ

それを紫耀くんに渡しても
冷やそうとしないから
仕方がなく私が冷やしてあげるはめになった

紫耀「…ありがとう」

A『うん。』

ﾋﾟﾛﾝ

A『…紫耀くん自分で持って』

紫耀「うん、」

エナAの旦那の秘密しってる?

秘密？
どうせ1年前から続いてたよって話でしょ

Aそんな事どうでもいい

ﾋﾟﾛﾝ
エナ駅前のカフェに来て。