自分以外に一番大切な人。2 (ページ1)

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何も解決しないまま
ソファーで朝を迎えた

このまま、紫耀くんと離婚なのかな…

それとも、何も無かったかのように過ごす？

ﾋﾟﾛﾝ

エナ話があるの

エナからの連絡は
今の私にはキツかった。

A全部知ってる。もう紫耀くんには関わらないで

エナ1年前の話聞いた?

A『…1年前？』

何の話？
1年前から関係持ってることなら
言われなくても、もう分かってるよ

ﾋﾟﾛﾝ

エナ話聞く気になった?

エナの話なんか聞きたくもないし
顔も見たくない

Aエナの顔も見たくないし声も聞きたくないの

A私に構わないで

ｶﾞﾁｬ

紫耀「…A？」

A『…おはよ。』

紫耀「寝てないの？」

そう言って自分で持っていた
私に毛布を掛けてくれた

浮気しなきゃ、こうゆうことも
すごく嬉しかったのに
何もかも変わっちゃった

紫耀「…何か飲む？」

A『いらない』

紫耀「…寒くない？」

A『寒くない』

全くと言っていいほど
紫耀くんの顔が見れなくなった。

今日は会社が休みだから
嫌という程顔を見なきゃいけない。

A『…今日出かけてくるね』

紫耀「どこに？」

A『廉のとこ』