今日もあなたに伝えます。4 (ページ29)

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いったい、海ちゃんに
何があったのか何も教えて貰えなかった。

あのあと、岸先生がきて
神くんを連れてって
私たちのクラスは自習…

廉は、相変わらず
佐倉さんに取れちゃったし

海ちゃんも神くんもいない。

A『…にやけちゃって…』

チラッと廉の方を見た時目が合ったけど
私は教室を出て屋上へ行った

A『んーやっぱりまだ寒いなぁ…』

なんか、寂しいな…

先生は泣いてる時いつもここに居るって
言ってたけど…本当は寂しくなって
来ることの方が多いんだよね

「またこのパターンか」

A『え？』

空をみてたそがれていると
私の横に廉がいた

廉「このパターン飽きやん？」

A『ﾌﾌ…廉が勝手に追いかけて来るんでしょ』

廉「ごめんな」

え？
突然謝られて驚いた

A『どうして謝るの？』

廉「1人で寂しかったんやろ？」

A『別に寂しくないよ、佐倉さんと話してって言ったの私だよ？』

廉「じゃぁなんでここ来たん？」

それは…寂しかったからだけど
なんか見破られてるみたいでやだ。

A『暇だったから』

廉「ほんまか？」

少し近づいてきたと思ったら
廉が後ろから抱きついてきた

A『ﾌﾌ…廉、学校だよ』

廉「いいやん。最近引っ付いてないし」

A『引っ付いてたよ笑』

廉「今日家行っていい？」

A『ﾌﾌ…泊まってくれるならいいよ』

廉「はは笑可愛いやつやな」

廉に頭をくしゃくしゃされたり
こうやって笑い合えてる時間が本当に好き

A『…海ちゃん帰ってこないね、』

廉「探しに行こか」