今日もあなたに伝えます。4 (ページ24)

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115 紫耀side ページ24

いや…なんで泣いてんの？
てか永瀬はどこいったんだよ…

ここで声かけるとめんどくさくなるよな…うん、
無視だ。

「…先生っ…」

声掛けられたよ…
俺、慰めれないよ？

平野先生「…どうした佐倉」

ゆりこ「…ｸﾞｽﾞｯ…」

捨てられた子犬みたいに
そんな目で俺を見るなよ…

平野先生「…用がないなら行くぞ？」

ゆりこ「…ふぇ…なんでそんな事言うんですかぁ…」

これ、俺が泣かしたのか？
って思うぐらいの大泣きで…困ったな…

平野先生「…俺には分からないから友達を頼りなさい…な？じゃ！」

ゆりこ「…っ」

---------ｸﾞｲｯ

まじか、
袖を引っ張るのはなしだろ…
本当に困った。

俺、泣いてる子苦手なんだよ…

平野先生「…離してくれないかな？」

ゆりこ「ｸﾞｽﾞｯ…話聞いてくれますか？」

平野先生「…いや、俺は…」

ゆりこ「っ…ふぇ」

平野先生「…わかったよ、…でも5分な」

とりあえずここじゃ俺が泣かしたみたいに
なるから職員室に向かった。

すれ違う生徒に
"先生～女の子なかしたの～？"
なんて言われたけど
聞こえないふりをした。

うん、俺が泣かしたんじゃないぞ…

女の子ってみんなこうなのか？
Aはこんな事なかったはず。

いや、あいつは他のことは違うな

平野先生「…で？話とは」

ゆりこ「…ｸﾞｽﾞｯ…私廉くんに振られたんです…」

うん、そうだと思ったよ笑

平野先生「あいつ彼女いるからな笑」

ゆりこ「…Aちゃんでしょ？…知ってるもん」

平野先生「まぁ今は辛いだろうけど、乗り越えて頑張って…」

ゆりこ「…でね？」

あれ？俺の慰めは無視ですか？

ゆりこ「奪っちゃおっかなぁ～って」

平野先生「…お前さっきの涙はどこに行ったんだよ。とゆうよりもこないだもそんな事言ってただろ」

ゆりこ「先生、Aちゃんのこと好きなんでしょ？」

そうきたか…
こいつなんでも知ってるってわけね
俺を丸め込んで協力しろって事？

平野先生「先生と生徒だ。恋愛感情はない」

ゆりこ「先生バレてないとでもおもってるんですか？私…リコの義理の妹ですよ？」

平野先生「…え？」

ゆりこ「ふふっ」