今日もあなたに伝えます。4 (ページ23)

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114 紫耀side ページ23

そんなこんなで色々あったが
もーすぐ冬休み…

平野先生「もーすぐで冬休みだよね？
クリスマス空いてる？」

A『すみません。出かけます』

平野先生「なんでだよ！クリスマスだぞ！俺ぼっちかよ…」

まぁこいつの答えは
一択しかないのはわかってたけどな
そんな冷たくあしらうなよ…

生徒とのじゃれ合いもたまには必要だろ？

廉「おい。お前誰の彼女をクリスマス誘っとんねん」

平野先生「お前って誰のことだよ。俺はお前の先生だぞ」

こいつ…俺がAと仲直りさせてやった事
忘れてんじゃねぇの。

神「先生ぼっちなの？」

相変わらず神宮寺は
痛いところをついてくる…

海人「先生もクリスマス誘ってあげよーよ」

廉「嫌や」

A『ﾌﾌ…誘ってあげなよ』

平野先生「あー…なんで生徒に気使われなきゃいけないだよ…」

クリスマス今年もぼっち…
サンタさんくるかなぁ。

来ないか。

「…あの」

こいつの存在を忘れかけてた
Aと永瀬を離そうとして
失敗した
"佐倉ゆりこ"
あのあと、永瀬が一切口を聞かなくなって
それを見たAが永瀬に怒って
やっと口を聞いたと思ったら
" おん " とか " ふーん " のみ。

平野先生「永瀬」

廉「なんやねん」

平野先生「ほら。」

俺は永瀬に
" 話してこい "と伝えたけど
…無視。

A『…廉、喋ってあげなよ』

ゆりこ「…廉くん」

ほんと、Aって優しすぎなんだよな
彼氏を奪われかけたのに
なんであんな優しくするかな

廉「…もぉ、わかったって。」

永瀬はそう言ってしぶしぶ
佐倉の所に行った

平野先生「よかったの？」

A『うん。仲良くしてほしいから…』

海人「Aちゃんって本当に優しいよね」

神「そうゆう所俺すきだな～」

平野先生「神宮寺…お前そう言うキャラだった？」

神「え？」

まぁでも、
Aが悲しい時は
俺がそばに居る。そう決めた。

卒業まで…あと1年か。

平野先生「…1年ってあっとゆう間だよな」

A『…先生？』

平野先生「待ってるからな？」

A『…』

俺はAにそう言って教室を出た。

教室を出た瞬間
佐倉が泣いている姿をみて
最悪な1年になりそうだと思った。