今日もあなたに伝えます。4 (ページ3)

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私、廉のことも先生の事も
すごく大事で…もうどうしていいか
分からないの

平野先生「お前は、お前らしく笑っていればいいんだよ。」

A『…え』

平野先生「お前言ってただろ？卒業まで私を好きでいてくださいって」

A『…はい、』

平野先生「俺は大丈夫。だからお前はお前らしく居ればいい。俺のことは考えるな」

この人は自分が1番辛いはずなのに
なぜいつも笑って居れるんだろう
好きな人がじぶんのものに
もうならないってわかってても
好きな人のためなら、
なんでもして…

A『そんなの、…フェアじゃないじゃん…』

平野先生「俺がそれでいいって言ってんだから…永瀬の事だけ考えてろ」

どうしてそんなこと普通に言えるの

A『先生、最後に言ってもいい？』

平野先生「ん？」

A『…大好きだよ、紫耀』

平野先生「…、お前笑それは、ずるいわ…」

私が先生の名前を呼んだ瞬間
先生の目に涙が溜まっていた
俯く先生をみて
私は何も出来なかった

いつも私を慰めてくれてるのに
私って…本当に無力でズルい女でしかない