今日もあなたに伝えます。4 (ページ11)

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A『…ねぇ、なんで？』

海人「…Aちゃん、」

A『…なんで』

神「…うん、わかるよ」

なんで？
なんで？って言葉しか出てこない…

今お昼ご飯の時間なのね
いつものメンバーでご飯食べるはずが
廉がいない…

海人「俺らだけじゃ…そりゃAちゃん不安だよ」

A『…ちがうの、そうじゃないの』

神「ん？」

A『…あんなに嫌そうにしてたのに、なんで佐倉さんとご飯食べるからってメール1本だけ。意味わかんなくない？』

廉にご飯一緒に食べようと思って待ってたのに…
" ごめん、今日は佐倉とたべるわ"って
メール1本だけで、私ホームルーム以来廉と話してない。

海人「そっか、嫉妬してるんだよね」

A『…え？』

海人「でもよかった、俺らの事嫌なんじゃないって今わかったから」

私、そんな事おもわせちゃってたんだ、

A『私、海ちゃんが思っているより…海ちゃんと神くんの事大好きだよ？』

海人「へへっ神聞いた？」

神「きいた笑」

なんだかこの2人の笑顔見てると
廉のことなんてどうでも良くなった。

いくら彼女だからと言って
お昼ご飯食べる相手や話す相手を
縛るのは違うよね

海人「あ！俺…さっきの授業で岸先生に呼ばれてるんだった…」

神「早く行ってきなよ笑」

A『ﾌﾌ…岸先生も忘れてそうだけどね笑』

"うわ～やらかした～"と言って
海ちゃんは職員室に向かって行った

神くんは、他のクラスの女の子によばれて
"ごめんね"と私に言って女の子の元へ行った

A『…私も戻ろ』