今日もあなたに伝えます。4 (ページ2)

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A『…私には彼氏がいます。毎日、もういいよってほど毎日毎日愛してくれています。なのに、…私は先生を忘れることが出来なくて彼に黙って先生と会っていました。』

「…」

A『結局、先生を忘れるなんて無理だったんです、…』

「あなたは彼のことが好き？」

A『…はい。大好きです』

「ならいいんじゃないの？…後悔したくないなら自分に正直な生き方をしなさい。私が言えることじゃないけど…後悔した時にはもうその人はいないも同然なの。私みたいにね？」

"頑張って"と一言だけ言って
リコさんは帰っていった。

"後悔した時にはその人はもう居ないも同然"
という言葉が頭から
離れなくて立ち尽くしていると
屋上に誰かが来た

平野先生「A？大丈夫だった？」

A『…、先生どうして…』

平野先生「あいつが何も言わずに帰ったから、お前に何かあったんじゃないかって心配で」

A『…先生、私はズルい女ですか？』

平野先生「え？」

A『私は、先生を困らせてますか？』

平野先生「…」

A『…私は…、先生を辛くさせちゃってるのかな』

平野先生「…A？」

先生の前だと
気持ちが爆発してしまって
うまく話が出来ない

A『ほんと、ズルい女ですよね…失いたくないのに…失った時の事を考えると2人には笑っていて欲しくて…その笑顔を近くで見ていたいって思っちゃうんです、』

平野先生「…ﾌﾌ、ずるいな笑」

A『先生、…私はどうしたらいいの』