自分以外に一番大切な人。 (ページ7)

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7 紫耀side ページ7

『変だよ、なんでそんなに動揺してるの？』

Aにはなにがなんでも
バレたくなかったのに
あいつ…なんで指輪おいてってんだよ。

紫耀「いや、動揺なんてしてないよ？ちょっと疲れてて…」

風呂場に落ちてたって
わざとだろ。

A『…ふーん。じゃぁもう1つきいてもいい？』

紫耀「なに？」

A『さっきから女の人の香水の匂いプンプンしてるよ』

紫耀「え、！…いや、ちがうよ？飲み会って言っただろ？」

A『あっそ。はやくお風呂はいれば？』

紫耀「なんでそんな怒ってんの？」

A『怒らない理由あったけ？』

紫耀「あー…連絡したよ？」

A『そう言う問題じゃないよね。ご飯要らないなら要らないって一言メールぐらい送れるでしょ。』

また始まった
俺が悪いの？

紫耀「仕方がないだろ。そんな時間無かったんだから、18時過ぎて帰ってこなかったらわかるだろ」

A『…あのさ。私超能力者じゃないの。言わなきゃ分からない事わかんないの？』

いや、わかるだろ。
超能力者だなんて誰もおもってねーよ、

紫耀「…とりあえず風呂入る」

A『ずっと入ってれば？』

いや、そんなに怒んなくても…
はぁ。
まぁなんかプレゼント考えて
渡せば機嫌なおるかな…

紫耀「じゃぁ、風呂はいってくるね…」

そう言って俺は風呂場に行き
あいつに連絡した。

紫耀お前何考えてんの?指輪わざとだろ

?ないと思ったらそこにあったんだ～

紫耀「…ふざけんな」

紫耀わざとだろ

?わざと?なわけないじゃん。明日返してね

紫耀「…ｸｿｯ」