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時計が17時をすぎた頃
私は夜ご飯を作っていた



ガチャ

「…ただいま、」



早くない?と思いながら
時計を見てると紫耀くんが
近くに寄ってきた





紫耀「…話がしたくて」

A『…何の話?』

紫耀「…Aが疑ってる事だけど…」



なんだ、自分から話してくるんだ
それで言い訳ですか…





A『言い訳なら聞きたくないよ』

紫耀「いや、本当に何も無いんだ」





ほらね、そう言うと思った
この人はどこまで私をズタボロにすれば
気が済むのだろう






A『…もういいよ紫耀くん』

紫耀「…え?」

A『もう全部分かってるの。』

紫耀「…何言ってんの?笑」

A『何笑ってんの?』





今笑うとこじゃないよ
私あなたの嫁だよ。

私の顔、ちゃんと見てた?


紫耀くんが少し笑ったのを見て
一瞬で頭に血が登った







A『言い訳ならもう沢山聞いたよ。そんなにエナを守りたいの?それとも自分を守りたいの?』

紫耀「…ちょっと、よく分かんないんだけど、」

A『私が何も知らないとでも思ってんの?もう全部しってるの!紫耀くんとエナが浮気してる事も全部!』

紫耀「…」

A『…紫耀くん浮気したの?』

紫耀「…」

A『…、答えてよ!』





限界だった。

紫耀くんの嘘に振り回されるのはもうたくさん。





紫耀「…俺が愛してるのはAだけだよ」

A『浮気したの?』

紫耀「…」





私が欲しいのは
"愛してる" の言葉じゃないの






A『自分に都合が悪いことはすぐ黙って…黙ってちゃなにも解決しないんだよ?』

紫耀「…ごめん」




やっぱり
浮気したんだ…
少しだけ期待したんだよね、
浮気してないって言葉を



待ってたのに






A『…っ、私でていきます』

紫耀「まって、違う、話を聞いて」

A『…何を?何を話してくれるの?』

紫耀「…お願い、出ていかないで」

A『無理だよ、紫耀くんの顔を見てるとエナが浮かんできて吐き気がする、』

紫耀「お願い、もう会わないから…彼女とは今後一切口も聞かないし連絡先も消す…目も合わせないから…お願い、ここに居て…」



自分勝手だね、
私の気持ちも考えてよ



なんでエナなの?


なんで私を裏切ったの?








私が悪かったの?

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作者名:nozomi x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=NonSS0601  
作成日時:2020年6月29日 1時

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