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売店に行く途中の廊下で2人を見かけた。



先生の彼女さんの
怒りはまだおさまっていなかった





「結婚だめになったのよ?」

平野先生「結婚なくなったのは俺とお前の問題だ」





先生はこれからどうなってしまうのだろう
辞めさせられちゃうのかな
これもすべて私のせい





A『…、』

廉「ほら海斗はやく買ってこいよ」

海斗「あ…うんっ」






俯いたままの私に気を使ってか
海ちゃんは神くんを連れて
売店へ向かった




廉「A?」

A『もうやだ…なんでこんな事になったんだろ』

廉「前に進むんやろ?」

A『え…』

廉「お前は、ちゃんと幸せになるんや。あいつの事はあいつに任せて前に進むお前を俺が支えたる」

A『…ありがと』

廉「ほら。いくぞ」




彼女さんの声は
少し離れた距離でももハッキリと聞こえていた


お昼ご飯をみんなで屋上で食べて
いつものようにわいわい話しながら
先生の事を考えていた。


結婚がだめになった理由も
私のせいだとおもっていたけど、
先生は俺とお前の問題だって言っていた



あの時先生の話を最後まで
聞いてあげればよかった


自分が傷つくのが怖くて
先生の話を聞きたくなかった




けど、今日はちゃんと聞いて
謝ろうと思う。







廉「はよ食べな休憩終わんで?」

A『え、あ…うん。なんか食欲なくて』

廉「ふーんじゃぁ…もーらい」







そう言って廉は私のお弁当を
"うま!"って言いながら
食べていた





海ちゃんと神くんも一緒になって食べて
みんなでお弁当を褒めてくれた

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作者名:nozomi x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=NonSS0601  
作成日時:2020年6月10日 16時

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