今日もあなたに伝えます。2 (ページ18)

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ｶﾞﾗｯ

A『…先生？』

平野先生「おう」

A『またタバコ吸ってるんですね』

平野先生「タバコ嫌い？」

少し距離をおいて
先生の隣に行った

A『私、タバコの匂い嫌いだったんですけど、先生が吸ってる姿見て嫌いじゃなくなったんです』

平野先生「ﾌﾌｯ…」

A『むしろ、その姿が好きだったんです』

平野先生「なんで過去系なの？」

A『もう過去の事ですよ、先生』

私は先生をじっと見つめた
先生は少し寂しそうな顔をして
私に近づいてきた

平野先生「過去の人はもう好きになることはないの？」

A『…わかりません』

平野先生「お前が思ってること、全部教えてよ」

A『…私、先生の笑顔があったから
私も笑顔でいれました』

平野先生「うん、」

A『でも、先生に何度もすき？って聞いても答えてくれなくて…心が折れたんです』

先生は真剣に私の話を
聞いてくれた

A『答えて欲しかった…、先生はなんで私を側に置いたのかわからないんです…この1年先生の側にいれて私は幸せでした』

平野先生「俺も、幸せだったよ…」

A『え、…』

平野先生「俺も本当に幸せだった」

先生がそんなこと言うなんて思わなかった
本当の事を言ってるのか
また私を騙そうとしてるのか
正直わからなかった…

平野先生「俺の話し聞いてくれる？」

A『…はい』

平野先生「お前と出会った時の話し」

A『えっと…』

平野先生「いいから黙って聞いてて」

A『…はい』