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朝のホームルームが終わって
各、担当に着いた
あれから1時間たったよね
A『…なんで1人もこないの』
海斗「お化け屋敷だもんね」
みんなカフェとか面白そうなクラスに行って
私たちのクラス以外はワイワイしている声が
聞こえてくる…
A『このままじゃ…午前終わっちゃうよ』
海斗「…どうしよっか笑」
もうどうしようも無い
階段の方で平野先生は女子に掴まって
鼻の下伸びてるし
廉はサボって先輩たちに囲まれて
"一緒に回ろうよ〜"って言われてるし
A『…誰一人来ないまま…文化祭が終わっちゃう…』
海斗「…あ」
A『…え?』
海ちゃんの顔つきが一瞬で変わった
その方向を見てみると、
平野先生の元カノさんだったから
平野先生の元カノさんの存在を知ってる人は
何人か居て、階段の所にいた先生と
先輩たちに囲まれていた廉が
元カノさんの姿をみてゆっくり私の方へ向かって来てくれている
海斗「おねぇさんしつこいよね」
A『…海ちゃん、失礼だよ』
「…謝りに来たの」
え?
なんで私に?
それとも海ちゃんに?
A『…あの、』
海斗「誰に謝りに来たの?」
「あなたに…こないだ突き飛ばしたりしてごめんなさい」
平野先生「おい。なんでいんだよ」
元カノさんは
前に会った時よりも痩せていて
なんだか、すごく悲しそうにしていた
廉「大丈夫か?」
A『…何もされてないよ、』
そうだよ、みんな
ちょっと騒ぎすぎだよ…
「話がしたいの。あなたと…」
A『…え、私ですか?』
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作者名:nozomi x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=NonSS0601
作成日時:2020年6月14日 22時