今日もあなたに伝えます。3 (ページ16)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:130,734 hit

77 ページ16

廉が部活に行ったあと私は
先生にメールした

A先生、聞きたいことがあるの

Aなんで私との写真を待ち受けにしてるの?

多分今送っても
部活に行ってるから
返ってくるはずないと思い送った

心のどこかで、返ってきてほしくない半面
期待通りの返事が来て欲しいとも思った

ﾌﾞｰ

平野先生Aからメールとか珍しいな
平野先生今まで無視だったのに?

A『…え、部活は？』

A先生、部活は?

ﾌﾞｰ

平野先生なんでそんなに俺の事気になんの?

A気になってません

嘘…
たしかに、気にはなってる
けどそれはなんで待ち受けにしてるのかが
気になるだけで、それ以上はない。

ﾌﾞｰ

平野先生嘘つけ。じゃぁなんでメールした?

A別に。答えてくれないならいいです

聞いても答えてくれないんじゃん

あー。なんで岸先生余計なこと
私に喋るかな…

あんな事言うから…

A『気になって仕方がないじゃん…』

「ほら。気になってんじゃん」

A『え、』

声がする方を見ると
そこには外で廉と部活をしているはずの
先生が立っていた

平野先生「気になって仕方がないって顔してるぞ」

A『…してません。』

平野先生「はは笑ほら、お前目逸らす時だいたい図星なんだよ」

A『ち、ちがいます…目もそらしてないし』

平野先生「俺に会いたかった？」

そう言って先生は私の方へ来た

A『…先生、そうやって私を惑わさないで』

平野先生「ん？」

A『てか、質問に答えてください』

平野先生「ﾌﾌ…なんで待ち受けにしてるのかって？」

A『…はい、』

その答えが聞きたくて私はメールしたんだよ、

平野先生「本当に聞きたいの？」

A『…はい』

平野先生「聞いて心変わりするかもよ？」

A『…しません』

平野先生「…ほんとに？」

A『いいから、先生はやくっ…！』

先生の方を向いた瞬間
私の好きだった匂いに包まれた

A『…え、先生？』

私は先生に抱きしめられた

平野先生「…ちょっとだけ」

先生は一体何を考えてるの？

それを受け入れた私も…どうかしてる。